Vol.37   欠場  
五百蔵 茜 2003.6.5

 私はSPSという団体で1年目からスタッフをしていた。あの頃は「女子部リーダー」とかいう名前であったような・・・結局、4年間役職名らしいものも特になく、自称「雑用係」をしてきた。

5年前、当時の責任者に誘われ参加した際には、「絶対10年連続出場するし」と当たり前のように思っていた。要するに、「10年計画」で始動したこの団体で皆勤賞を成し遂げるつもりでいたのだ。

そんな私を去年襲ったのが「欠席」という事態である。「よさこいに帰れない」と、思っていたときは仕事が休みじゃないから仕方ないけどとあきらめの気持ちが少し入り混じっていた。

「よさこい」に魅了されたに関わらず欠場してしてしまった人は感じたと思うが、
欠場の切なさは祭りが終わり、みんながそのときを振り返り始めたときピークに達する。

そして、「こんな思いはもうごめん」「来年は意地でも帰る」という、今の私のような心境に陥ったり・・・とにかく自分のよさこいへの情熱に気がついてしまうのだ。自分の中でよさこいという一つの祭りがそれだけ夏に欠かせない一大イベントかを思い知らされる。

今年も、春に新しい生活が始まり、都合が悪くてどうしても帰れない人が何人か出てくると思う。今もなお皆勤賞継続中の4人にもいつかそんな日が来るかもしれない。でも、それをプラスの方向へ、「やっぱりよさこいはないといかん」 「来年は必ず」と切り替えられたら、一つの経験として笑って(これには時間がかかりそう)ネタにできる日が来ると思うよ。

そして、ほんとに10年計画を成し遂げた年には、懐かしい顔も新しい顔もいっぱい^2見られるといいね。



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